百合バトンはもう少しお待ち下さい。
ここへ来て仕事が急に忙しくなり、ちと手が付けられてないです。
セメテヒトナミノセイカツガシタイ……
と、こんなネタだけじゃ何なので、2つほどメモをしておいてみる。
一つはpola というアーチストの「POLA MEETS LYRICA」というCD。
インディーズ扱いなので、今回はHMVに注文して到着待ち。
(amazonでは買えない)
テクノ(エレクトロニカ?)系らしいです。なんか「萌エレクトロニカ」と言われている、らしいです(謎)
「ライトノベル・エレクトロニカ」なんて紹介してたところもあったですね。
こちらで何曲か試聴してみたら、結構いい感じだったので購入してみることに。
実際に届いたらまた感想でも書きます。
もう一個。
『少女セクト』2巻の発売が4/19予定とのこと。(著者の玄鉄絢先生のサイトより)
↑リンクは一応トップに。進んだ先の日記に表紙絵がアップされてたですよー。
(えちいの苦手な人は注意)
ついに出ますかー、待ってましたヨー。
こないだ紹介した日坂水柯さんの本も含め、4月は少し大人な(←えちいという意味に限らず)百合作品が楽しめそうです。
読んでいる本を片っ端から書いているわけではないのですが、とりあえず気になったものはちょこちょこと。
『新宿少年探偵団 宙(そら)』(太田忠司 著/講談社ノベルズ)
気が付いたら出ていました(汗)
シリーズ完結。樹海と化した新宿の、そして今までの事件の全てが明らかに……
……正直な感想を言うと、微妙でした。
話としてはちゃんとまとまっています。今までの伏線も消化され、全ての謎は明らかにされています。
最後は驚愕の事実も明らかになります。しかも読者の予想だにしない結末が。
ただそれは、私にとっては、驚愕以上に「愕然」と「無力感」を叩きつけられたものでした。
……理由については、ネタバレなので追記に書きます。
少なくとも言えることは、多分私が勘違いしていたことを痛感させられた、ということです。
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多分、ライトノベル的(良い意味で)と思っていた私が間違っていたんでしょう。
太田さんは、あくまでもミステリ作家であることを失念してはいけなかった。
全ては「謎」と、謎の解決のために存在しているわけですから。
いちばん違和感を覚えたのが、
「結末に対して、一巻から全部ひっくるめて、主人公達の介在は全く影響を与えていなかった」
ということだと思います。
これは「作者にとって」では決してなく(作者は基本的に結末は用意してあるもの)、
「読者にとって」でもありません(読者はむしろこの結末を予想してなかったでしょう)。
それは、「作品内のある登場人物にとって」なのです。
作品内の世界において、主人公達をはじめとする登場人物は、芦屋能満の掌の上で踊っていただけだった。
彼らの行動は全て計算された事項であり、全ては結末への布石でしかなかった。
それまでの主人公達の活躍は、結末によって全て無に帰したのです。
これは、私に「愕然と無力感」を与えるには充分でした。
# まぁ、パラダイムシフトしちゃいましたしー、それまでのことなんか全て無かったも同然ですしー
# と、思っておくことにします(滅)
遅ればせながら、『精霊海流』(早見裕司 著/ソノラマ文庫)読了しました。
なんというか……
何でもっと早く読まなかったよ、俺(涙)
何かこう、作品全体の空気感がすごく感じられる作品でした。
舞台は沖縄なのですが、私は何となく故郷を思い出しました。
一気に読んで、つい涙しそうになったのは、久しぶりかもしれません。
著者の前の著書を読んでないと多少わかりづらい人間関係があるのと、
(現に私はよくわからないところがあった)
後半の展開が急かなー、というところはありましたが、
それを乗り越えるくらいの何かがあります。
例によってネタバレは追記に。
----------ここから追記
主人公の水淵季里が、いい子なんですよ……
持っている『力』故に、人から疎んじられることも多いのだけれど、それでも、
助けてくれる人たちの力も借りて、どこまでも純な心を持ち続けている。
そして、それこそが一人の「友だち」を、命を賭して助けようとする原動力となるんです。
昨今に多い、いわゆる斜に構えた系の主人公とは全く違う存在ですが、
むしろわたしはこういう主人公の方が、好きです。
あとこの作品、読んでいて妙にホームシックに駆られるのですが、
それは端々に書かれる沖縄の情景と、人々の姿のせいかなぁ、と。
他にも、著者の言わんとしていることが、結構強力に伝わってきます。
「普通って何だろう」って考えてみたり……。
ともかく、久しぶりに、すごい作品に出会ったと、思います。
先日購入した「楽園の魔女たち 楽園の食卓(後編)」。
予想通りあっさりと読了してみました(笑)
ネタバレコメントは追記を見てください。
実はコバルトで一番好きなシリーズだったんですよね、これ。
--------------------ここから追記
いやはや、前2巻で微妙に裏方に回っていた、我らがサラちゃんの活躍が素晴らしかった(笑)
さておき、
いくつもの謎が、この最終エピソード3巻で一気に解決していきました。
急ぎすぎという話もありますが、僕としてはこれでいいんだよなーと思っています。
それより前からラストに向けての伏線は張っていたし、何より樹川さん、ちゃんとシリーズ終わらせてくれました!(爆死)
九条氏は殿下(ダナディア)の結婚相手とかエンディングとかがちと不満のようですが(^^;;
長らく読み続けたシリーズが終わってしまうのは寂しいですが、
きっちり完結してくれた事は、素直に嬉しいです。
ともあれ、楽園のむすめたちの、今後に幸あれ! といった感じでしょうか。
……映像化しても面白いと思うんだけどなー(こらこら)
神代明 著/集英社 スーパーダッシュ文庫
シリーズ3作目。
設定とか色々強引な点はあるんですが、女の子同士の友情物語が
きっちりと書かれているので、シリーズ全話読んでいます。
さすがに3巻まで続くと、それ以降を見越した伏線とかが色々入ってきているようで、
少々キツイ話になりそうかなー、といった節は見受けられるのですが……
特に主人公のキュノなんかは、色々不明点が多いですし。
本日の購入品
・ゲーマーズフィールド(TRPG情報誌)
・『楽園の魔女たち 楽園の食卓(後編)』樹川さとみ/コバルト文庫
「楽園の~」はいよいよ最終巻。一気読みしちゃいそうな勢いです。