2005年04月26日

大正・昭和 女學生らいふ展

大正・昭和 女學生らいふ展
東京・根津(東大本郷キャンパスのあたり)にある、弥生美術館

……を、土曜に見に行った。

大正~昭和初期の女学生(主に高等女学校の生徒)たちの生活や文化を、当時の少女雑誌や
小説、挿絵などを中心に展示されていました。
まぁ、百合ものの原点とも言われる、吉屋信子の小説などに関する事柄も多く展示されているようだったので、見に行ったのですが……
見に行った価値大アリでした(笑)
百合……というか当時だから「エス」の描かれかたなどもさることながら、
当時の少女雑誌の「10大付録」とかお悩み相談コーナーとかを見て、
「今も意外と変わってない部分があるのかもなぁ」とか思ったり。

この展示に関連した内容で、弥生美術館の方が本も出されています。
女学生手帖~大正・昭和乙女らいふ

投稿者 久家拍徒 : 23:09 | コメント (0) | トラックバック(0)

2005年04月21日

Elysion ~楽園幻想物語組曲~

またの名を、『ABYSS ~奈落幻想物語組曲~』
Sound Holizonメジャーレーベル2枚目の作品を、遅ればせながら購入。
前作の、(メジャーデビュー作品である)Elusyon ~楽園への前奏曲~ がかなり気に入っていたのですが、
噂では今回が「いよいよ本領発揮」とのこと。

っていうか、これほど「聴くことに集中を要する」作品ってのは初めてかもしれない。
1枚のCDが、完全に一つの物語世界を形成している。
これが巷で言う「本領発揮」というものか……と思ってしまったです。

《楽園》と表裏一体、いや、真の姿である《奈落》。
……某先生には余りお勧めできないかも、話的には明らかに闇エンドですし(苦笑)
特にBaroque。

まだ聴き込みが足りないけど、追記で若干のネタバレを含めて、
私なりの歪んだ妄想を垂れ流してみるテスト。
って、音楽CDでネタバレって(w

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構成は大きく2つに分けられるのは自明の通り。
「エル」と「仮面の男」のでる『Elsyon』サイドと、
少女たちの悲劇を綴った『ABYSS』サイド。

『Elsyon』サイドも、光に満ちているわけではなく、そこには奇妙な「歪み」を感じる。
感覚的には、未来世界でただ独り残された少女「エル」と、
「仮面の男」(すでに亡い?)の追憶のようなものか。
無垢な少女というモチーフは、得てして禁忌の象徴とされる。
この話の少女「エル」は、むしろ私には新井素子の小説『チグリスとユーフラテス』の、
《最後の子供》ルナを想起させた。
とはいえ、禁忌の象徴というのも多分間違いではない、と思う。
それは「仮面の男」にも関わってくるだろう。

『ABYSS』サイドで紡ぎ出される5つの悲劇は、聴く限りでは時系列がバラバラのように思えた。あくまでも私見だが、「Ark」が未来(『エル』よりは前)、「Baroqure」が近~現代、「Yield」「「Sacrifice」が中世~近世、「Stardust」が現代と考えている。
最大の謎でありこの5つの物語の共通点は「仮面の男」の出現なのだが、これはもう少し聴き込まないとわからないかもしれない。

そして、32個の無音トラック(各5秒)の向こうにある、トラック#44と、その後の7秒の無音トラック。
ここがこの作品の謎を解く鍵になるのかもしれないが、詳細は未だ不明……

投稿者 久家拍徒 : 03:53 | コメント (0) | トラックバック(0)

2004年12月01日

『雲の向こう、約束の場所』

※注意※追記がネタバレしまくっています。

実は日曜に見にいってきました。

なんというか、やっぱすごかったです。
細やかで美しい演出、(ありがちではあるけど)切ないストーリーなど、
さすがと言うべきか、なんというか。

SF的要素がふんだんに取り入れられているのも、個人的には好きなんですが、
これは人を選ぶかもですね。
特に、序盤はあまりそういうところが見えない(歴史がちと(現実と)違っていることはわかる)のに、
中盤あたりでいきなりメカメカしくなるあたりとか(笑)

どちらにせよ、見ておいて損はないものだと思います。

せっかくなので、追記でいろいろと戯言をオタクっぽく垂れ流そうかと。
どうひっくり返してもネタバレなので注意。

--------------------ここから追記
何か勘違いしているかもしれず。
DVDが出たら復習したいですね。

『塔』
軌道エレベーター好きの私としては、ああいう塔状の高層建築物は、結構心躍るのですが、
ヴェラシーラでてっぺんまで行けるところを見ると、あまり高くはないのか……

しかし、事象置換された塔の周囲は明らかにクレーター化している(=無くなっている)……
いったいどんな世界と置換したんだ?

『平行世界』
分岐の先にある別の世界と事象をすげ替えることで――というのは、結構あちこちで見かけますが、
大元はどの辺なんでしょうね? 海外SFに詳しい知り合いに聞いてみようかしら……

途中にちらっと出てきた樹形図は、むしろ生命の系統図を思い出しました。
×は存在できなかった世界ということでしょうか?

『ノスタルジー』
作業場の廃駅って、故郷の駅を思い出させるんですよね、木造の高架とか。
もっとも、あっちは架線は無いんですが。

『つながり』
なぜヒロキはサユリの気配を感じ取ることができたのか。
たぶんサユリ側の能力で、元の世界との接点が「約束」という形で、
ヒロキにフックしていたんだろうなぁ、と。
夢によく出るようになっていたのも、そのせいかも。

『タクヤ』
先に大人になってしまうと、主役になれなくなってしまうのデス。
古の時代からのパターンですね(笑)

『戦時』
第2次対戦以降から? の架空歴史。
日本の南北分断というのも、結構使われているネタではありますが、
この作品のみで考えるならば、北側をブラックボックス化させる程度の意味で考えていればいいかと。
開戦も、ピンチではなくチャンスであったわけですし。

『失ったもの』
何かを得るためには相応の対価が……(やめれ)
冗談はさておき、あの場面で「失った」ものって何なのか、私なりの解釈を。

現象的に考えれば、少なくとも多元世界とのつながりは、塔を壊したことで断ち切られてしまう。
多元世界を「知覚する」ことができなくなってしまったという点。

または、眠っている間のヒロキとの、ある意味精神的なつながり。
これは、現実世界に戻ってきたからには、物語外の二人次第でしょう。語るのは野暮。

はたまた、「安住の地」
孤独であり、悲しい場所ではあるのだけれど、それは同時にすべてから護られている状態。
そこから出て行くと言うことは、その守護を捨て去らなければいけないということ。
ヒロキに会えるという嬉しさと同時に感じていた不安(恐れ?)というのは、
殻を破る雛、巣立つ鳥などに通じるものがあるのかなぁ、と。

投稿者 久家拍徒 : 02:44 | コメント (0) | トラックバック(0)

2004年10月12日

新居昭乃コンサート「エデンより」

10/11は2つ書くのですよ。

以前、チケットが取れたということを書いたのですが、
新居昭乃さんのライブに行ってきました。
場所は東京国際展示場(ビッグサイトですな)の7階、国際会議場。
普段は講演会とかを行う場所らしいです。ライブのようなイベントを行うのは初めてとか。

で、ライブですが。
やはりというか、何というか、すばらしいものでした。
昭乃さんの歌もさることながら、演奏や、証明とか後ろの大型ディスプレイとかをふんだんに用いた演出も、息を飲むばかり。
ライブの中心はもちろん歌なのでしょうけど、実はそれを形作るもの全てが、ライブなんでしょうなぁ。

曲目は、アルバム「EDEN」収録曲を中心に、過去の名曲も交えた感じで。
輪唱になるところのある『N.Y.』では、独り三重唱とかも(笑)
(うち2つは事前に収録したものをMACを使って出しているみたいですが)

過去曲では、アニメ主題歌、挿入歌になっていた曲のような有名な曲に混じって、
私の大好きな曲の一つ『ガレキの楽園』が歌われたのは、うれしいやら何やらもう(落ち着け)

とりあえず、ココロにたっぷりと刺激を受けてきました。これを創作に転化……できるといいなぁ(笑)

投稿者 久家拍徒 : 03:42 | コメント (0) | トラックバック(0)

2004年09月27日

チケット

こんな時間に日記を書く不良社員がここに(こら)
ちと待ち状態に入ってしまって……
# でもサボりには変わりないぞ、俺。

発売当日に買い損ねて、半ばあきらめていた新居昭乃さんのライブなんですが、
先日、追加公演分がまだ残っているチケット会社を発見。あっさり取れました(狂喜乱舞)
すごいやイープラス……って、ここって元チケットセゾンなんですね。
無くなったとおもったら、ソニーと組んでこんな事業を展開してるとは。
チケットは猫さんが運んできました。

さておき、10/11はビッグサイトに行ってきます。場所は国際会議場。
あの▽の中に入るの初めてだー

投稿者 久家拍徒 : 14:29 | コメント (0) | トラックバック(0)

2004年09月01日

休みボケ……

先週金曜から再び社会人になってるのですが……(夏休み明け)
どーも休みボケしている模様。
いかに不良社員とはいえ、これはいかんよなぁ……

このところ通勤中は、夏コミで手に入れたterpsichoreさんの曲を延々と聞いてます。
残暑厳しい中、頭の中は桜舞う春。
いかん……次のテーマは秋なのに(汗)

terpsichoreさんの曲は、このへんでも何曲か聞けますに。

投稿者 久家拍徒 : 02:13 | コメント (0) | トラックバック(0)