おとといの話になりますが、ConcealedWings 夏の新刊の入稿をしてきました。
紆余曲折ありましたが、なんとか初のオフセ本が出せそうです。
ページ数は従来とあまり変わらなかったですが……(汗)
あと、デジカメを買いました。といっても、いわゆる普及機(オリンパスのμ-30)ですが。
これでピンキー撮るんだもんね。
遅ればせながら、『精霊海流』(早見裕司 著/ソノラマ文庫)読了しました。
なんというか……
何でもっと早く読まなかったよ、俺(涙)
何かこう、作品全体の空気感がすごく感じられる作品でした。
舞台は沖縄なのですが、私は何となく故郷を思い出しました。
一気に読んで、つい涙しそうになったのは、久しぶりかもしれません。
著者の前の著書を読んでないと多少わかりづらい人間関係があるのと、
(現に私はよくわからないところがあった)
後半の展開が急かなー、というところはありましたが、
それを乗り越えるくらいの何かがあります。
例によってネタバレは追記に。
----------ここから追記
主人公の水淵季里が、いい子なんですよ……
持っている『力』故に、人から疎んじられることも多いのだけれど、それでも、
助けてくれる人たちの力も借りて、どこまでも純な心を持ち続けている。
そして、それこそが一人の「友だち」を、命を賭して助けようとする原動力となるんです。
昨今に多い、いわゆる斜に構えた系の主人公とは全く違う存在ですが、
むしろわたしはこういう主人公の方が、好きです。
あとこの作品、読んでいて妙にホームシックに駆られるのですが、
それは端々に書かれる沖縄の情景と、人々の姿のせいかなぁ、と。
他にも、著者の言わんとしていることが、結構強力に伝わってきます。
「普通って何だろう」って考えてみたり……。
ともかく、久しぶりに、すごい作品に出会ったと、思います。
先日購入した「楽園の魔女たち 楽園の食卓(後編)」。
予想通りあっさりと読了してみました(笑)
ネタバレコメントは追記を見てください。
実はコバルトで一番好きなシリーズだったんですよね、これ。
--------------------ここから追記
いやはや、前2巻で微妙に裏方に回っていた、我らがサラちゃんの活躍が素晴らしかった(笑)
さておき、
いくつもの謎が、この最終エピソード3巻で一気に解決していきました。
急ぎすぎという話もありますが、僕としてはこれでいいんだよなーと思っています。
それより前からラストに向けての伏線は張っていたし、何より樹川さん、ちゃんとシリーズ終わらせてくれました!(爆死)
九条氏は殿下(ダナディア)の結婚相手とかエンディングとかがちと不満のようですが(^^;;
長らく読み続けたシリーズが終わってしまうのは寂しいですが、
きっちり完結してくれた事は、素直に嬉しいです。
ともあれ、楽園のむすめたちの、今後に幸あれ! といった感じでしょうか。
……映像化しても面白いと思うんだけどなー(こらこら)
神代明 著/集英社 スーパーダッシュ文庫
シリーズ3作目。
設定とか色々強引な点はあるんですが、女の子同士の友情物語が
きっちりと書かれているので、シリーズ全話読んでいます。
さすがに3巻まで続くと、それ以降を見越した伏線とかが色々入ってきているようで、
少々キツイ話になりそうかなー、といった節は見受けられるのですが……
特に主人公のキュノなんかは、色々不明点が多いですし。
本日の購入品
・ゲーマーズフィールド(TRPG情報誌)
・『楽園の魔女たち 楽園の食卓(後編)』樹川さとみ/コバルト文庫
「楽園の~」はいよいよ最終巻。一気読みしちゃいそうな勢いです。