何というか、ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、
けれど強い「何か」を持った終わり方だったような気がする。
昨今の「じつはこうだったんだー(な、なんだってー)」的に、最後にぶっちゃける作品の多い中、このようなある意味突き放した終わり方というのは、ある種の挑戦であっただろうし、判断を視聴者に投げる以上、賛否が大きく分かれるものなのかもしれない。
でも、私はこの終わり方はとてもシムーンらしく、美しかったと思う。
# 雑感だけど、少女マンガを読み着けてない人には、
# この終わり方が許せない人が多いんじゃないかな、とか思ったり。
選択の刻は、例外なく皆に訪れる。
泉に行った6人も、
先に翠玉のリ・マージョンによって旅立っていったドミヌーラとリモネも、
泉の番人となる事を選んだユンも、
やはり翠玉のリ・マージョンによって旅立っていったアーエル、ネヴィリルも、
みんな何かしら「選択」したんだと思う。
春からの作品の中では、私の中ではトップクラスにすばらしい作品だった。
このような作品に出会えたことに感謝を。
でも、妙に寂寥感がのこるんだよなぁ。
多分それは、青春時代が妙にまぶしいのと似てるかも。
追記にて、ちょっとした考察してみようかと。